映画感想27 「Room(2015) 」 ネタバレ注意
Roomは、フリッツル事件を基にした小説(by Emma Donoghue)を原作としています。
5歳の男の子と母親は「部屋」の中で生活を送っています。2人にとってその「部屋」が全て。
運動をし、ケーキを焼き、5歳のJackにとっては楽しい当たり前の世界。
しかし、実は、2人は男に7年もの間、部屋に監禁されていたのです。
自分が監禁されてしまったたらと想像するだけで発狂しそうになる
レイプ犯に監禁され、丸7年。生まれた子供Jackは5歳に。
生きる世界は「ルーム」が全て。
生活全てを支配されている生活、生きる世界は小さな納屋。
逃れたくても、逃れられない。
外の世界はすぐそこにあるのに、あまりにも遠い場所にある。
想像しただけで発狂しそうでした。(湯船で)
今、自分でコントロールできる環境にいることがいかに幸せか、再認識させられます。
互いを支え合う親子関係にホッコリ
前半では、監獄での生活、脱出への決意、そして解放
後半は、外の世界に出たあとの葛藤が描かれます。
意外にも脱出はサクッと成功してしまいますが、そこはご愛嬌。
過酷な環境の中で、二人で生きている母親とJack。
Jackの純真さと母親の愛は心を温めてくれ、この映画での何よりの見どころです。
脱出後、母親は自らに起こった境遇を恨み、自殺を図りますが、Jackの純真さが彼女を救います。
母親からの視点・子供からの視点・母親の父親からの視点、全員わかるが故に辛い気持ちになります。。
悲劇ってこういうことですね。。
残酷な設定の中にあって、支え合って生きる親子の絆が心に残ります。
日々世界で起こっている悲劇の当事者に対して、偏見/差別することなく見ることができるのか、問われている気がしました。
それにしても、この子役のJacob Trembley君の演技、よかったです。
とても賢いんだろうなぁ。
Jackの未来に幸あれ
Jackの未来に幸あれと願わざるにはいられません。
事件の当事者として世間から好奇の目に晒され、
レイプ犯の息子として、自らの境遇を恨むこともあるかもしれません。
それでも、持ち前の優しさと勇敢さで素敵な人生を送ってほしいと心から願いながら映画は終わります。
圧倒的な子役の演技力と大人な登場人物で優しい気持ちになれる素敵映画です。
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